戻る

▲コオロギを食うマレー産メス。

▲コオロギを食うジャワ産メス。

▲コオロギの欠片を食べるマレー産オス。

▲死んだフリをするマレー産オス。

▲ヒョウモンカマキリメスとジャワ産メス。

▲ヒョウモンカマキリオスとマレー産オス。

雌雄の体格差はそのまま成長スピードの差でもあり、同程度の齢期の幼虫を複数育てて繁殖を狙っても、まずオスが先に羽化し、メスの羽化は下手すればその数ヶ月後になるので、メスの成熟を待っているうちにオスが何らかの原因で死んでしまう事も少なくない。

ヒョウモンカマキリも雌雄の体格差が大きいカマキリだが、それでもランカマキリに比べればまだその差は小さい。

幼虫の入荷はそこそこあるランカマキリだが、年に少数だけ入荷する成虫ペアの同時購入以外では、同産地の成熟した雌雄を揃えるのは難しく、自分は繁殖は半ば諦めて観賞目的のカマキリだと割り切って飼育している。

個人的な意見だが、ランカマキリに限らず外国産カマキリを繁殖させ続けて系統の維持を目指すのなら、不定期なショップの入荷だけに頼らず、いっそ仲間同士で増えた個体を譲り合うネットワーク作りをした方が良いと思う。

いくらこの手のネットワークが発達しても、カマキリは近親交配に弱いので、新しい血の導入に必要な野生採集個体の需要は途切れないだろうから、ショップを脅かす事にはならないだろうし。

▲メスの腹部が膨らむにつれ、飼育者の夢も膨らむ…。